環境 

当社が歩んできた道のりですが、見方によってはもう一つのストーリーがありました。
それは環境問題への対応でした。1970年代にはフロンガスによりオゾン層が破壊されるという可能性が発表され、当時プリント基板の製造工程で使用するフラックスの洗浄に大量に使用していた液体フロン113もその対象となりました。それは当社の販売アイテムの一つでした。そこで当社もそれに代わる代替フロン225の販売、ノンフロン洗浄システムの構築販売をいち早く手掛け、お客様にご提案、販売してまいりました。
また2000年代になると、鉛の有害性が明らかになり、錫と鉛の合金である共晶はんだも有害物質とみなされるようになりました。
「RoHS指令」(特定有害物質使用制限指令=2006年7月1日施行)で、欧州への鉛を含む製品の輸出が規制される中、鉛フリー化の加速が急務となってきたのです。そこで当社の主力製品の一つである自動半田付け装置も、鉛フリーはんだを使用できるものへの転換が必要となりました。これにより当社もいち早く鉛フリー化に取り組み、新規装置の導入は勿論であるが、お客様の従来資産を無駄にしないよう既存自動半田付け装置の鉛フリー対応への改造に着手しました。
このように環境問題への対応が必要となったとき、マイナスをプラス思考に変えることにより、そこに大きなビジネスチャンスがあることが見えてきます。
規制は守らなくてはなりません。しかし守りの姿勢になるのではなく、攻めに転じることで開ける道もあることを学んできました。

 

 
環 境 宣 言

基本理念
株式会社フクトミ産業は、地球環境の保全が人類共通の最重要課題の一つであることを認識し、全組織を挙げて環境負荷の低減及び環境保護に努力します。

方針
株式会社フクトミ産業は、電子機器製造関連装置、またそれに使用する副資材など、当社が販売する全ての製品及びサービスの環境影響を低減するために、次の方針に基づき環境マネジメント活動を推進して地球環境との調和を目指します。
  1. 当社の活動、製品及びサービスに係わる環境影響を常に認識し、環境汚染の予防及び環境保護を推進するとともに、環境マネジメント活動の継続的改善を図ります。なお環境保護には持続可能な資源の利用、気候変動の緩和及び気候変動への適応並びに生物多様性及び生態系の保護などを含みます。
  2. 当社の活動、製品及びサービスに係わる環境関連の法的及びその他の要求事項を順守します。
  3. 当社の活動、製品及びサービスに係わる環境影響のうち、以下の項目を環境管理重点テーマとして取り組みます。
    (1)電力自給率の向上
    (2)自社屋内の緑化活動
    (3)事務用紙使用量の削減
    (4)エコ製品(鉛フリーハンダ)販売の推進
    (5)会社周辺の清掃等啓発活動

     
  4. 一人ひとりが環境負荷低減活動を積極的に実践できるように、この環境宣言を組織の全員に周知するとともに一般の人々が入手できるようにします。
  5. 地域の環境改善活動に積極的に参画します。

    上記の方針達成のために、環境改善目標を設定するとともに定期的に見直し、環境マネジメントシステムを推進します。

制定日 2008年 3月 5日
改訂日 2019年 4月 1日
株式会社フクトミ産業
代表取締役 福井 富男


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